自分の名前に「夜」が入っているので夜の雰囲気を持つもの?や夜に関わる場面を作ることは、とても好きだと思います。
ということで今回ご紹介したい絵も夜からイメージを膨らませてみたものになります。
もちもち猫を触りながらアイデアを練っているその日は風が強い夜でしたので、これはお庭にあるお花たちの花びらが飛んでいくな…という思い…。
そしてなぜか(多分目の前にノートがあったから)そこから、ペラッペラの古い本をそこで開いたらページが破けて飛び散るな…と思いはじめ、
ふと「風の噂に聞いた」とか、風は色々運べるんだな…と思いはじめ、
映画のワンシーンで、月の光とか風の流れに沿ってふと見ると運命の再会があったりするな…と。
絶対の計画的実行約束ではない場合の再会約束とかってこんな感じかな…とか頭の中でぐるぐるしながら描きはじめました。
(あまりillustrationとは少し離れているかもにゃもにゃ)
構図が固まったら、本番の用紙に鉛筆で下描きします
鉛筆~水彩色鉛筆の描き出しまで30数分でした。今回シンプルなのと深く考えずに思いつきの重なりをパッと形に現したような感覚なので。
そこから透明水彩で薄く全体的に塗っていきます。上に色鉛筆が重なったときに不思議な効果を生むように、均一じゃないところと綺麗に塗るところが(自分の中では)あるはずです。(技術は追いついてない)
あと、油彩で描くときのおつゆ描きみたいな、大まかなトーンの間隔を置いておくみたいな感じで。ここでは水彩絵の具をそんな感覚で利用させて貰ってます。
40数分くらいかかりました。急いで描いてみました。
そして最後にカリカリと色鉛筆で描いていきます。色鉛筆は色辞典がお気に入りです。もっといろんな種類を使ってみたいのですが、それはもう少しお金が入ったら…。
わざとボコボコの紙をつかっているので、色鉛筆で描くとその素材が自分には面白いように見えます。(だから最近このパターンで描いてる。これも手に入れられるようになったら色々な種類の紙を使ってみたいです…)
絵の具もですが、自分の好きな色ばかりが減ってしまっていますね。特に青系とか…。
この作品でここでは4時間弱くらいでした。
トータルで5時間弱くらいの制作時間でした。たったか進めた感じです。サイズの小さめな作品を描くときは何となく小さいからか、ふと思いついたことやちいさなきっかけからパッっと描いてしまうことが多いです。
あと、キャラクターが出てきやすい…。あるパターンの犬猫キャラクターについては、もう手ぐせがあるらしきなので、それを生かして描くシリーズがどこかでイラストレーションとして活躍することができたり絵画として展示する機会を増やすことを近年の目標として…頑張ります。