作品について小話🎨 かまくら大福🍓

今日から4月になりました!しかし、私の住んでいるところでは雪が降りました…。まだ冬が続くというのでしょうか…?

かまくら大福

2021年
232mm×334mm
紙、アクリルガッシュ

いちご大福やみかん大福など、大きくて美味しい果物がその丸ごとのまま入った大福。大好きなのですが、ありがちなのが先に果物の部分だけを食べきってしまうこと…。ハンバーガーとかでもあるのかもしれないですが、具材を食べてしまって皮の部分のみが残ってしまう経験をした人は私以外にもいるはずだと思っています…。

雪が降る地域に住んだことのある方や訪れたことのある方はかまくらを見たことがあるかな、と思います。あの寒い真っ白な雪景色の中、かまくらの中はほっこりです。同時に空洞でもあり、何か物足りなく感じることや中に何かを入れたい気持ちになることもあります…。空っぽの家に住む人間を住まわせたいような感覚?

洞穴や扉の、入り口のかけらしか見えていない時。奥まで見えていないので、実際はその奥にどんなものが潜んでいるのか分かりません。(魔法のある物語の読みすぎということもあるか…?)不思議な世界への入り口は扉はもちろん勉強机の引き出しであったりタンスであったり…。(「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」とか「ドラえもん」とか「ナルニア国物語」とか、という…)思いがけないところで思っても見ない世界へ行くことができるかもしれない…!と。

それがかまくらの中であったりする可能性もあるのではないかと、いちご大福のいちごだけを先に食べてしまった私は思いました。そして、この絵を描いた次第でした…。

和菓子とフルーツは、甘いお菓子は、美味しい食べ物は、制作活動に必須です。