4月、春になって、お花の皆さんも元気になってきましたね…!春といえばやはり桜の花。桜は特別な花ですよね。あの華やかで美しい色を頭の中で思い浮かべるだけで、元気になれます。よく学校の校庭近くに植えられていたりすることやお花見という文化の存在もあり、多くの日本人にとって無意識にとても身近で、とっても人気な樹、花だと思います。学校の入学式や卒業式のあの何んもいえない美しくもさみしい感覚を思い起こすことがあるかもしれません。
桜には「桜の樹の下には」(梶井基次郎)、「桜の森の満開の下」」(坂口安吾)などの「桜」もあり…。私も、桜は本当に様々な面で美しく時に恐ろしく描かれる最も魅力的な生き物の一つだと思います。
今回は主人公や登場人物の名前に「さくら」さんがいる作品を(桜の木ではなく…)単純に思いついたままにおしゃべりしたいと思います…🌸
まず思いついたのは、「君の膵臓をたべたい」(住野よる 著、2015年、双葉社)の「桜良」さん…。
この作品は夢中になって一気読みしました…そして感動していました。文章も特徴があって魅力的で、刺激的でした。私はラストにショックを受けたのですが、ラストのラストにさらに心に刺さって題名の意味の大切さにグッときて感動して、ただ通りすがりに聞いただけではただの「言葉」であるそれが、関わった人たちがどれだけ深い意味をその「言葉」に持たせたか、その「言葉」が巡った時にどんなに感動するか…とか。また、登場人物の名前に関しても面白い仕掛け付きで描かれていて、とても好きな作品です。
名前も「さくら」ですし、表紙のイラストから桜していますね。ああ、桜は春の樹ですね…。友情とも恋愛とも尊敬とも何とも何とも…言葉にし難いあの感情をその「言葉」で表現して、それを表現するためこのステージは用意されたのか…というような…、この作品を知っている方は多くがそう思われるのではないかと思うのですが、本当にこのタイトルの持つ意味が凄かったですね…。
実写映画化は2017年、アニメ版の映画は2018年、2016-2017年に上下巻で漫画化もされていたようですね。人気ですね。
私は実写映画版の主題歌にどハマりしていました。Mr.Childrenは昔から大好きなのですが、映画とセットで用意されてしまうとさらに目・鼻から川が生まれる状態に。歌詞の初めから静かにインンパクト。そしてここは桜じゃなくて向日葵!ゴッホ…!(ゴッホ違うけど、…でも向日葵って真っ直ぐに太陽を見つめて…と思うとうう)他の曲にも何にでもよく登場するただの代名詞「君」というワードが歌詞に出てくるだけで、小説の「君」の文字や映画で役者さんたちが演じた「君」の音がリンクして…物語に想いを馳せていました…。(ちなみにMVのアニメーションに登場する人の動きに目が離せなくなる…色合いも好みで…)
一つの物語で、複数の手段で作品化されると制覇して見比べたいというか、よく味わいたい派です。長編大作が映画化された場合、結構原作では感動して泣いた場面がカットされていたりするのですが(ハリポタであるある…?何といったって原作が最強に感動する、しかし映画も感動してシリーズ通してはじめの部分なんかは特にセリフ覚えかけている)超長編ではないのであまりそのようなことはなく、ヒロインの彼女の重要なセリフがとにかくグッときます。音にして聞くとこれはこれで余韻が。
後、実写化されて嬉しかったことは校舎の映像を見ることができたことです…。学園が少しでもステージとしてある物語の場合は、原作も写真やイラストでもいいので欲しいです。あそこにある独特の雰囲気が私はとっても好きです…。
ぜひ原作、映画、漫画、で感動してみてください…🌸