春になり暖かくなってくると、植物たちが元気になってきますね…!お花はsもちろんですが、「植物」というキーワードが頭から離れなくなってしまったので…今回は作品の題に「植物」が入った作品について少々おしゃべりします🌱
「植物図鑑」(有川浩 著、幻冬舎文庫、平成25年初版発行)は「図書館戦争」のシリーズなどでも人気の作家さんの作品ですね、私はこの作品を一気読みした覚えがあります!
この作品はもちろんたくさんの植物(というか。そこら近辺に生えている植物とかも!)が登場する小説です。その植物たちの写真が書籍の中にも紹介されているので、この植物なのか…と思ったりしながら読みました。近所に生えているような植物を調理して食べようとは、私はあまり考えたことがなかったので新鮮で、そういった知識って役に立つだろうな…と思い、格好良いなと感じました。あと、イツキのキャラクターが特徴的だな…とかも思っていました。
この作品は2016年に「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」という題で映画化もされました。岩田剛典さん、高畑充希さんが出演していて、爽やかで、ほっこり癒される作品でした。原作に沿って植物の魅力やラブストーリーを見せられている作品だと思います🌱本の中では文章だけだったのですが、実際にその植物や料理などが目に見えて登場するので、ああこんな感じだったのか!と感じられて、自分で実物を触って見たくなります🌱
そして、近年私がはまっていた「植物」に関する漫画があります…。それは「イーフィの植物図鑑」です!(奈々巻かなこ 作、秋田書店ボニータ・コミックス、全7巻、2013-2017年)
新聞か何かの紹介で知ったのかな、と思いますが…私の最近の漫画史の中でとっても好きな作品の一つです!何度も読み返しました🌱
プランツハンターと呼ばれる職業、植物と人間の中で揺れる主人公と周りの人々、何より作者さんが生み出した想像の植物たちが魅力的です。魔法のある世界にありそうな植物というか、異世界にある類の未知の植物たち。様々な特徴があってみんな独特、それでもやはり植物で…人間はそれを支配するのか、なども考えられる作品でした。
どこかで、昆虫が大きかったら勝てない…とか猫型の動物がビッグなら従えられないからキャットは小さいのでは…など聞いたことがあるようなないような、と思い出したり、なのですが。考えてみると人間の背丈よりも大きな植物の存在や、木の時の流れなんぞは人間のそれとは全く異なりますし、植物の持つ力というものは我々にはない強さと魅力がありますね…🌱
死、生、意志、家族、権力や差別というワードもこの作品の中では鍵になっているように感じていて、特に主人公の父親の存在が重要で、キャラクター的にもファンがつきそうな(?)お方です。個人的には「公務員」くんも好きです。(読めばわかってもらえるはず…彼らのキャラの魅力に…!)
7巻で完結しているので読みやすいということもポイントです!(あまりに長いと全巻揃えるのに勇気がいりますね、という、気に入った作品は購入して手元に残したいという考え…それでも長編を気に入ってしまったらお金を貯めていつか全巻揃えようと)
本当にこの作品は推しというやつです。(SFや少しダークな推したちはまた今度…)暖かくなってほんのりお散歩がてら、植物観察をしてみるのも良いですね…!🌱🍄